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製品紹介

配合粘土KHD

配合粘土KHDは、配合設計された高機能な粘土です。

地中から採掘された原料粘土は愛知県碧南市の工場にて粉砕・混合の工程を経て配合粘土になります。配合粘土KHDは品質を一定に管理した上で出荷しており、その用途は多岐に渡ります。

    参考価格:6,000円/t(運搬費別)

    2025年7月

    製造工程

    集積

    粘土を長時間露天に堆積する工程です。

    風雨にさらすことで焼成時に欠点を引き起こす物質の除去を行います。​また弊社では、入荷粘土の種類を数十種集積することで品質の安定化を図っています。

    粉砕

    粘土の大きな塊を砕いて細かくする工程です。

    ファインローラーミル(粉砕機)で細かくすることで、①乾燥時の歪み防止、②焼結の促進、③焼成肌の向上などの効果が得られます。

    混合

    各種原料を混合して配合粘土にする工程です。

    異なる性質を持つ原料をその時々に合った調合をすることで、常に配合粘土を一定品質に保つことができます。
    窯業で重要視される水分率の管理もこの工程で行われます。

    熟成

    粘土を屋内に保管することで、粘土粒子周りの水分の均一化を図る工程です。

    集積工程と似ていますが、粘土を保管する場所が「屋外か屋内」の点で異なります。また、熟成工程は出荷直前で行う事も特徴です。

    出荷

    お客様のご要望に合わせ、製品をお届けする工程です。

    配合粘土は水分率を検査した後、出荷されます。

    用途

    屋根瓦

    三州瓦は江戸時代より数々の技術革新がなされ、現在では屋根瓦のシェアの82%を占めています。配合粘土はその数多いラインナップを支えています。

    植木鉢

    愛知県碧南市は、「三河焼き」と呼ばれる植木鉢の産地でもあります。褐色で適度に通気・吸水する三河焼きは、植物の育成に最も適しているといわれています。

    陶芸

    陶芸の分野でも配合粘土は使われています。配合粘土の持つ成形性・焼成後の発色は、陶芸工房や学校教材で親しまれています。

    タイル

    近年ではタイルでの使用も検討されています。

    上記以外の用途でご利用されたい方は丸長まで
    お気軽にご相談ください。